EinStarで3Dスキャンデータからリアルなアバターを作成する
- 株式会社Seed3D
- 1月30日
- 読了時間: 3分
更新日:4月7日

3DスキャンデータからMetaHumanを作成する方法
はじめに
近年、3Dスキャン技術の進化により、高精度な3Dモデルを簡単に取得できるようになりました。特に、MetaHuman Creatorを活用すれば、スキャンデータを元にリアルなデジタルヒューマンを制作することが可能です。本記事では、3Dスキャンデータを活用してMetaHumanを作成する方法を詳しく解説します。(UnrealEngineを今回初めてさわられるという方には少々難しい内容を含みます。軽く触ったことがある方であれば初心者でも簡単です。)
必要なツールと環境
必須ツール
3Dスキャナー(本記事ではEinStarを使用)
PC(3DスキャナーとUnrealEngineが動くもの)
MetaHuman Creator(Epic Gamesの公式ツール)
Unreal Engine
EinStar側での下準備
1.顔のみをスキャンして髪の毛等ははいりこまないようにおでこを出してデータを撮ってください。(写真くらいの状態でもできますが、再現度を高めるにはオールバックくらいあげておいてください)

2.データのXYZ軸を整えて、サイズを1/10で出力してください。(Einstarシリーズの場合)また、この時にメッシュデータを減らしておいた方がよいです。(目安:10万ポリゴン以下くらい)
UnrealEngine側での作業
1.UnrealEngineのインストールとプロジェクト作成
UnrealEngineのインストール方法はこちらから
インストール後にThird Personのテンプレートでプロジェクト作成をしてください。
2.FabからMetahumanプラグインをインストールして、プラグインを適応させてください。


3.コンテンツブラウザ内で右クリックしてMetahumanAnimatorからMetahuman Identityを選ぶ。※ここでMetahumanAnimatorが出てきていない場合はプラグインが適切に入っていない可能性があります。

4.コンテンツブラウザ内に顔だけにした3Dスキャンデータを入れて先ほど作成したMetahuman Identity をダブルクリックして開く。
5.「コンポーネントを作成」のタブからMeshを選び、顔が正面の位置に来るようにする。顔が正面に来たらフレームのプロモートを行うと写真を撮ったような状態になるのでマーカーをトラックを押す。(ここから先は写真の赤枠部分を左から右にやっていくだけ)

6.マーカーをトラックを押すと目や鼻の位置を特定してくれるので、微調整をしてMetahuman Identityの解決を押す。
7.左のボディを選択し、体系を選んでからメッシュをMetahumanに変換を押す。Epicゲームのログイン画面が出たらログインするとアップロードが始まる。
8.Metahuman CreatorとWebで検索して公式サイトから接続を行う。
9.完成!自由に髪型や皮膚の色などを変更可能。

Metahumanで作成したデータはリアルなアバターとして使用することができます。現在では3Dスキャナーは幅広い業界で取り入れられており、ゲームやCGなどでも使用されています。
また、今回3Dスキャナーに興味を持っていただいた方の中にはどのような機種を選んだらいいのかわからないという方も多いのかと思います。
Seed3Dでは3Dスキャナーの用途に合わせた提案をできますのでお気軽にお問い合わせください。